ニュージーランドで暮らしはじめて、今年で26年になりました。

地元の人たちと仕事をすると、「力を抜くのは、サボることじゃないよ」と、教えられることがあります。

こちらの人たちは、仕事が山積みでも、まずお茶をを淹れてひと呼吸。

急いでいるのに、なぜか歩くスピードは変わらない。

あの不思議な余裕は、もはや国民的スキルのような気がします。

悩みごとも、深刻に抱え込む前に、“一旦どこかに放り投げてみる”くらいの軽さで、ちょうどいいのかもしれません。

自然の中で過ごす時間が多い国だからこそ、力を抜くことが、ものごとを進めるための準備だと、感覚で分かっているのでしょう。

もともとせっかちなわたしですが、このニュージーランド式のゆるさを体感したおかげで、肩の力を抜いて、自分のペースでいることが、少しできるようになりました。

完璧じゃなくていい。

ちょっと抜けているくらいが、人生ちょうどいいのかもしれません。

リンガリンガソープ 矢野あずさ


「最近のできごと」

こちらには、ホリデーパークと呼ばれるキャンプ場が、いろんなところにあります。

子どもが小さいときは、夏になるとよく泊りで行っていました。

そこにいると、それぞれの家族の距離感に感心することがあります。

テントの前で、カードゲームで遊ぶ子どもたち。

少し離れた木陰で、本を読むお母さん。

そして、BBQの準備に忙しいお父さん。

それぞれの場所で、過ごしているのに、不思議と一体感があるんです。

べったりでも、放任でもないけど、なんかいい感じ。

家族なりのほどよい距離感を目にしては、なごんでいたのを思い出します。

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