自分たちにできること。

初めてプラスチックごみの問題を知ったのは、数年前。

深刻な海洋汚染などの記事を読んだ後、手が震えてしまい、なかなか立ち直れませんでした。

本当は、心のどこかで気づいていたのに。
でも、向き合うことができなかった問題に直面して、ショックでした。

逃げられる問題ではないと、調べていくうちに、自社内での資源のリサイクルやごみの分別などは当然ながら、お届けする商品の素材や、お荷物のパッケージの変更が、どうしても必要だと確信しました。

少しずつ変えています。

それから、自分たちなりに、よりよいパッケージ、梱包材、緩衝材を調べはじめました。

人口500万人のニュージーランドは、日本よりも、モノの種類が少なくて、手に入りづらい国。

なかなかとっかかりがつかめず、実は、少しだけあきらめそうになることもありましたが、ちょっとずつベターなものが見つかってきました。

今のところ、こんな感じです。

緩衝材は、発泡スチロールから、トウモロコシでできたものに。
生物分解されて、100%堆肥化できます。
鼻を近づけると、かすかに香ばしい香りがします。

梱包に使うバブルラップは、30%がリサイクル素材で作られるエコラップに変更しました。
このエコラップは、100%リサイクルが可能です。
製造工場は、自社の廃棄物をリサイクルするための設備も備えています。

また、コスメセットを入れるビニール袋は、紙製のタイプに変更をしています。

そして現在、よりリサイクル率の高い紙製の梱包材や緩衝材を導入すべく、配送中の商品に影響が出ないか実験をしているところです。

今後は、商品の容器も、再利用可能なガラスなどの素材を中心に、取り入れていこうと考えています。

化粧箱なしの簡易包装。
気持ちはたっぷり入ってます。

20年前のリンガリンガ設立当初から、商品を不要な化粧箱に入れていません。

お荷物はできるだけコンパクトに、無駄を省いてお送りするを心がけています。

配送班では、お荷物は、安全に、小さく、軽く、簡易包装が合言葉です。

2020年からは、それまですべての商品をバブルラップで包んでいたのを見直して、輸送時に影響の出ない商品に関しては、そのままでお送りしています。

ゴミを減らすということも、もちろん重要ですが、荷物を小さく軽くするということは、空輸時のジェット燃料の削減、宅配トラックの燃費アップにもつながっています。

化粧箱もなく、シンプル過ぎる包装ですが、代わりに、1つ1つ大切な方へ贈るギフトのように、感謝の気持ちを込めてご用意します。

小さな国の小さなわたしたちですが、これからも小さな変化を続けていきます。
ご理解、ご協力いただけますとうれしいです。

2 Thoughts on “プラスチックごみの環境問題、リンガの取り組み”

  • 初めて購入させていただきました!
    頭痛に困っていた時にリンガさんのHPを見つけ、更に生理前の体調不良、過食に悩む不登校の娘に合うものも購入してみたくなり、ならば化粧品もと使いたいものが揃っていて、この巡り合わせにびっくりしています。精油の持つ力に目覚め始めていた事あり、製品作りや梱包にも大変共感しています。以前にNZ人の友達からその自然の素晴らしさを聞いていたので原料の持つ力も大きなものがあるのだろうと到着を楽しみにしています♪
    メールをいただきありがとうございました(^^)

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