アロマ香水の作り方
手作りアロマ香水の濃度と種類
一般的に香水は、その濃度によって呼ばれ方が変わります。
濃度の濃い順に、香水(パヒューム)、オードパヒューム、オードトワレ、オーデコロンとなります。
その濃度にともない、香りの持続する時間も変わってきます。
手作りのアロマ香水では、香りの濃度を自分で調節できますので、好みによって使用するエッセンシャルオイル(精油)の量を調節してください。
使用するシーン別に、濃度の少し濃い目のものから薄目のものまでを、作っておくと便利だと思います。
香水の種類と香りの持続時間
フレグランス | 精油の濃度 | アルコール濃度 | 持続時間 |
---|---|---|---|
香水(パフューム) | 15% | 90~96% | 3~4時間 |
オードトワレ | 5~10% | 90~96% | 2~3時間 |
オーデコロン | 4~8% | 80% | 1~3時間 |
スプレーコロン | 1%~4% | 80% | 1~2時間 |
※エッセンシャルオイルを使う香水(パフューム)の濃度は、15%を上限にしてください。
※香水の持続時間は、使用したエッセンシャルオイルの種類によっても多少違いがあります。
香りのノート
ノートとは、エッセンシャルオイルの香り方の目安です。
ビンの中で液体だったエッセンシャルオイルが、室温に触れて気化し、香り始めるまでの速さと持続力を、「トップ」、「ミドル」、「ベース」という三段階で表したものです。
すべてのエッセンシャルオイルは、ノートによって香り方を分けることが出来ます。
また、エッセンシャルオイルをブレンドする時、このノートを知っていると役に立ちます。
ノートの特徴とノート別エッセンシャルオイル
ノート | 特 徴 | エッセンシャルオイル |
---|---|---|
トップノート | 香りの立ち上がりが早く、フレッシュな香り。 フルーツ系やメントール系が多い。 香水の第一印象を作る。 |
ベルガモット、オレンジスイート、レモン、ペパーミント、ユーカリプタス、バジル、ティーツリー、グレープフルーツなど |
ミドルノート | ゆっくりと広がってくる穏やかな香り。 香りのバランスを保つ。 フローラル系やハーブ系が多い。 香水をつけた後、数分後から香りだします。 |
カモミール、イランイラン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズマリー、クラリーセージなど |
ベースノート | 持続性があり、数時間後まで香りを安定させる。残り香。 ほかのエッセンシャルオイルの香りを保つ。 バルサム系、ウッディ系やスパイス系が多い。 |
サンダルウッド、シダーウッド、ベチバー、フランキンセンス、パチュリー、ベンゾインなど |
香りの相性
エッセンシャルオイルをブレンドする時は、上記の「トップ+ミドル+ベース」と各ノートから 、1つずつのエッセンシャルオイルを選ぶと、調和が取れ、香りが長続きするフレグランスをつくる事が出来ます。
エッセンシャルオイルには、フローラル系、ウッディ系、柑橘系など、香りの特長によっていくつかのグループがあり、それぞれに相性があります。
このグループは、オリジナルフレグランスを作る際に、またはアロマセラピーのマッサージオイルをブレンドする際に、とても参考になります。
※掲載レシピは、リンガリンガの手作りコスメ材料を基に作成しています。
リンガリンガの商品でない場合、同じ商品名でも、同じように仕上がらない場合があります。
手作りでも、必ずすべての方のお肌に合うということではありません。
はじめてお使いになるものは、頬の耳側の所などで、パッチテストをしてから、安心して楽しくご使用ください。