新型コロナ市中感染ゼロ100日
ニュージーランドは、新型コロナウイルスの市中感染ゼロが、100日を超えました。
現在感染が発見されるのは、海外からの帰国者の方たちなのですが、その新規感染者も、4日間見つかっていません。
(ニュージーランドの永住権、市民権を持っている人しか入国はできません。)
ニュージーランドに帰国した方は、必ず隔離施設で2週間隔離されていますが、いずれもその期間に陽性がが確認されています。
その隔離施設から、逃げ出そうとする人が出たりと、ニュースになっています。
隔離されていると思うと、息苦しくなるものでしょうか。
感染防止のために、2週間がんばってほしいものです。
コロナウイルスの第2波に備えて
政府からは、市中感染ゼロ、クラスターゼロと発表されていますが、同時に、第2波に備えて、マスクを準備するようにという宣言も出されました。
うーん、政府は何を予定してそんなことを言い出したのかなぁ。
どんどん海外からのニュージーランド人が帰国して、コントロールするのが難しいことを予測しているのかなぁ。
なんて、いろいろ考えをめぐらせています。
原爆投下から75年
Covid-19、新型コロナウイルスの話しではありませんが、先日、ニュージーランドの首相が、広島、長崎の原爆投下から75年ということで、動画メッセージをツイッターに投稿しました。
子どもの頃から、何度の原爆の授業を受けてきたわたしたちにとっても、うれしい出来事でしたので、ここでシェアしますね。
リンガリンガソープ 矢野あずさ
メッセージ全文は次の通りです。
———
世界が新型コロナウイルスに対応するチャレンジに直面し続けるなか、広島と長崎への原爆投下から75年を迎え、世界で起きた出来事の破滅的な影響を思い起こさせます。
1945年8月、世界は核兵器が何をもたらすのかを初めて目にしました。
最悪の結果を生み、爆撃の衝撃で亡くなっただけではなく、その後も長く続く放射能の後遺症で、人々に想像もできない苦しみや被害をもたらしました。
それ以降も、太平洋などでの核実験による悲惨な影響を目にしてきました。
現存する1万3000個以上の核弾頭の一つ一つが、広島や長崎で目の当たりにしたよりも強大な破壊力を有しています。
たった一つの爆弾が、破滅を意味します。
そして、核戦争がそこで終わるとは誰も信じてはいません。
数百万人の命を一瞬にして奪い、環境に取り返しがつかないダメージを与えます。
専門家は、いかなる国家や国家の集団、国際的な組織も、核戦争の影響に備えたり、対処したりすることはできないと警告しています。
備えることができないのなら、食い止めるしかないのです。
国連のグテーレス事務総長も言うように、国際的なコミュニティは、核の非武装化に向けた取り組みを再度活性化させなければなりません。
人間性を守ると呼んでいます。
他人や将来の世代に残すことのできる課題ではありません。
ですからニュージーランドは、大多数の国連加盟国とともに、核兵器禁止条約を採決したのです。
私は、核兵器根絶に向けて必要不可欠なステップとして、そして全ての核保有国の核兵器ゼロの達成を含めた地球規模の交渉を求めて、他国もこの動きに加わり、このランドマークな条約を広めることを要請します。
このことが唯一、広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって苦しめられた人たちに対する報い、レガシーとなるのです。