気づけば、今年の9月で26年になりました。
四半世紀という大きな節目を無事に越えて、いま改めて思うのは、「長く続けること」のありがたさと、「今日を、いつも通りていねいに重ねること」の尊さです。
25周年のときにも振り返った、ニュージーランドの小さなキッチンの景色。
あれからさらに1年が経ち、世界は相変わらずめまぐるしくスピードを上げて動いていますが、リンガリンガの工房の空気は、あの頃からあまり変わっていません。
相変わらず、いい香りのもの、肌にやさしいもの、そして手に取った瞬間に心がふっと軽くなるものを、日々考えて、毎日こつこつと作っています。
変えること、変えないこと。
この26年の間に、新しいアイテムが生まれ、たくさんのレシピが形になってきました。
でも、どれだけ時代が変わっても、私たちが大切にしている軸だけはブレていません。
それは、「お客さまの日常に、そっと寄り添う存在でありたい」ということです。
「この香りをかぐと、一日の終わりに肩の力が抜ける。」
「家族みんなで、安心して同じものを使える。」
お客さまの暮らしのなかに、リンガリンガのアイテムが溶け込んでいると知るたびに、こちらのほうが、たくさんのぬくもりをいただいていると感じます。
何か大きなトレンドを作っているわけではありませんが、日常のささやかな「お守り」のような存在になれたら。
それが、私たちにとって何よりの誇りです。
26年目の、小さなお約束
世界情勢の影響で、日本だけでなくニュージーランドでも、そしてどの国でも、どの分野でも、価格上昇が続いていると思います。
わたしたちで言えば、精油やハーブ原料の需要上昇による価格高騰、燃料高騰の影響を受けて送料の上昇、賃金上昇や歴史的な円安など、これまでにない厳しい環境に直面しています。
自分ではどうしようもない状況もありますが、できる限りお客さまへの価格転嫁は抑え、安心してずっと使ってもらえるような最高品質のアイテムだけを作り続けていきます。
26年目という新しいスタートを切ったいま、芯の部分は大切にしながらも、また新しいワクワクや、ニュージーランドの風を感じるものをお届けできたらいいなと、企画中です。
上手にできないことも、至らないところもたくさんあります。
それでも、「やっぱりリンガリンガがいいね」と、戻ってきてくださる場所があること。
そして、離れたところで、私たちのものづくりを待っていてくださる方がいらっしゃること。
そのすべてに、心からの感謝を込めて。
今も小さなリンガリンガですが、26年目も、大切な毎日に、心地よい香りとやさしい時間を届け続けます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2026年9月吉日
リンガリンガソープ 矢野あずさ

